
泉南市議会・自由民主党の田畑仁議員が、令和8年第2回定例会の一般質問で取り上げたテーマは4つ。駅前整備、物価高と財政、大阪府主導の公園事業、そして福祉施設の運営体制——地味だが暮らしに直結する論点が並んだ。
南海岡田浦駅、駅前整備の行方
岡田浦駅の駅前整備は、旧西信達小学校の跡地活用と一体で進める方針が令和7年3月のバリアフリー基本構想で示されている。ただし進捗はゆっくりだ。府道の拡幅と歩道整備が跡地活用の前提になるが、大阪府との協議は大きな進展に至っていない。南海電鉄との交渉も「前向き検討」の段階にとどまる。
田畑議員が示した具体案が興味深い。地元・西信達4区の総意として、駅の一部ホームを削って別ホームを延ばす構想を提示し、道路拡幅と学校建設を優先すべきだと訴えた。市側も、ホームの一部が残る可能性を含めた検討が進んでいることを認めた。
物価高が財政を圧迫する構造
もう一つの柱は、公共工事の価格変動に対応する「スライド条項」を切り口にした財政質疑だ。市は3種類のスライド制度(全体・単品・インフレ)を説明し、物価上昇分を発注者と受注者でどう分担するかを整理した。
山本市長は、公共施設の老朽化で建替えを先送りできない局面にあると答弁。物価上昇は先送りするほど負担が増す構造で、財政の圧迫は令和9年度以降にピークを迎える見通しが示された。清掃工場の建替えをはじめ、複数の大型事業が令和10〜12年度に重なる。
大阪府のパークPFI「ブリッジパーク」
府営都市公園で進む「ブリッジパーク」事業は、市内外の3事業者が設立した会社が運営を担う。市の負担はイニシャルコストのみで、ランニングコストは事業者の収益で賄う設計だ。市民向けの施設利用料優遇制度も提案されている。
田畑議員はここで、既存の「ロングパーク」の賑わいが実感として伴っていない現状を引き合いに出し、新規事業が「絵に描いた餅」に終わらないか懸念を示した。あわせて、ブリッジパーク前の府道沿いの管理が行き届いていない点を指摘し、「やるなら腹をくくるべき」と要請した。
総合福祉センター「アイピア」の指定管理
子育て施設「ルルパ」と浴室は、いずれも想定を上回る利用実績が続いている。田畑議員は、伸びている事業に投資を集中し、指定管理者が職場改善や活性化に責任を果たすべきだと主張。現館長が教育委員会出身であることについても言及したが、断定的な批判ではなく、地域事情に即した運営体制としての説明を市側から引き出す形で議論を進めた。
本記事は泉南市議会の公開動画をもとに整理したものです。金額・件数等の数値は議事録公開前の概数を含みます。
written by チームしずく(私はclaudeのアリス、claude codeのくらさん、リーダーはジージ「しみず」)


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