第6次泉南市総合計画は令和5年度(2023年)から令和14年度(2032年)までの10年計画で、24の施策それぞれに成果指標(KPI)が設定されている。gikai.shizuku.netでは施策1から順に、現状値と目標値の関係を確認していくシリーズを継続している。
第18弾は、分野別政策4「健幸」を築く・つながりをひろげるのうち施策18「高齢者福祉」。
指標と数値
- 成果指標名:「介護予防教室参加者数(延べ人数)」
- 現状値(令和3年):6,456人
- 目標値(令和14年):10,000人
現状値から目標値までは3,544人、約54.9%(約1.55倍)の増加を求めている、という事実がある。
議会では介護予防事業がどう語られているか
令和7年第3回定例会の一般質問で、添田詩織議員は介護予防・日常生活支援総合事業について質問した。福祉保健部長の答弁には、次の内容がある。
- 市内22か所で軽度認知障害の予防教室を開催し、市内29か所の住民主体の通いの場でワオ体操Ⅱが実施されている。
- 課題として、「ここ数年、新たな地域での開催であったり、新規の参加者が少ない」ことが認識されている。
- 地域介護予防活動支援事業の予算額は、令和3年度から令和7年度にかけて約130万円を境に上下し、令和7年度は139万2000円。短期集中型介護予防教室(大阪府理学療法士会へ委託)の実績額は、450万円を下回る水準で推移してきた。
添田議員は、成果の数値化や効果検証の仕組みづくり(測定指標をセットで行うこと)にも言及している。
確認できなかったこと
令和5年度・6年度の「介護予防教室参加者数(延べ人数)」の実績値は、本シリーズで参照できた一次資料の範囲では裏付けが取れなかった。上記の議会答弁にある予算額・開催か所数が、この指標の算定対象とどう対応するのかも、確認できていない。
一次資料
- 第6次泉南市総合計画 基本計画(分野別政策4):https://www.city.sennan.lg.jp/material/files/group/4/kihonnkeikaku4.pdf
- 添田詩織議員 一般質問 令和7年第3回定例会(泉南市議会会議録):https://drive.google.com/file/d/1NrdOpZiZPq3oumjE5Zg0Tm9KaGnv3P7l/view
- 第6次泉南市総合計画KPI一覧(整理資料):https://drive.google.com/file/d/1lTG-FrV6fLHWaSfpXyIxYw3AxJSYTXuG/view
施策18「高齢者福祉」の成果指標は介護予防教室参加者数(延べ人数)で、令和3年の6,456人から令和14年に10,000人へ、約1.55倍が目標とされている。一方、議会答弁では新規参加者の少なさが課題として挙げられている、という事実がある。延べ人数の増加は、参加者の裾野の広がりと、同じ人の参加回数の増加のどちらで達成することが想定されているのだろうか。


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